下水道管材として多くの優れた特性を持つ硬質塩ビ管を更生管として使用するために誕生したのが、形状記憶型の塩ビ管である“オメガライナー”。
ギリシャ文字のΩ(オメガ)状に折畳んだ塩ビ管を管内に挿入し、蒸気で過熱することで円形に復元します。
圧縮空気により既設管に密着させ、非開削で老朽管路の機能を再生します。
特長
加熱のみでスピード復元
圧力をかけずに加熱のみで円形にスピード復元。
安全性・確実性の高い管路更生が実現。
安全性・確実性の高い管路更生が実現。
工場で厳重に管理された状態で製造されたオメガライナーは、蒸気による加熱のみで円形に復元。
現場では管の断面形状を円形に戻すだけで、化学反応(硬化反応)の必要もなく、安全・確実・スピーディに施工が完了します。
あらゆる劣化に対応
強度・耐久性・耐食性・水理性に優れた塩ビ管路に更生。
円形復元したオメガライナーはJSWAS K-1の偏平強度規格をクリアする自立管です。(オメガライナーRの場合)
既設管の劣化度合いを問わず、耐久性・耐食性・水理性・水密性に優れた自立塩ビ管として更生します。
オメガライナー工法のシステム
1.既設管への引き込み
既設人孔より形状記憶塩ビ管を既設管に引き込みます。
ドラム巻き長さは50m~150m(呼び怪により異なる)で、1スパンを無接続で引き込み可能です。
2.蒸気加熱で円形復元
ボイラーユニット車よりオメガライナーの内部に蒸気を送り込みます。
蒸気によって加熱されたオメガライナーは形状記憶効果により円形に復元します。
3.圧縮空気により既設管と密着
円形復元後、低圧の圧縮空気(0.5~1.0kgf/cm2)を送り込むことで、既設管内面に密着します。
低圧をかけたまま空気で冷却することにより、完全に密着して耐久性・耐食性に優れた塩ビ管による更生管路が完成します。
4.施工完了
施工後、綺麗な下水道管へと蘇ります。
施工手順(本管更生の場合)
工法紹介